iQOS(アイコス)は吸ってはいけない!売れているのは日本だけという事実

こんばんは、ぐりこです。

数年前から日本で急激に浸透している加熱式タバコのiQOSやプルームテック。

平成30年(2018年)7月18日に健康増進法が改正され、受動喫煙の定義および受動喫煙の防止が盛り込まれました(施行日は2020年4月1日、病院や学校等は2019年7月1日)。

東京オリンピック2020の開催にあたり、東京都や大阪府といった都道府県レベルでも受動喫煙防止条例が制定・施行されるため、愛煙家のみならず、嫌煙家にも注目されています。

日々、健康診断などで一般住民と触れる機会が多い中、最近とても気になることがあります。

加熱式タバコを使用する人が急速に増加している!ということです。

従来の紙巻たばこ(これまでよく見かけたタバコ)が吸えるところが激減し、愛煙家は肩身の狭い思いをしてきた…と聞きますが、肩身が狭いのは当然なんです。

だって、タバコを吸って体にいいことは1つもないのですから。

さらには、周りにも害があるのですから。

それなのに「iQOSに替えたんです✨」と自慢げに言う人の多いこと。

もしくは、「禁煙しようと思っているのでiQOSに替えました✨」という人。

本当に加熱式タバコは体に害がないんでしょうか?禁煙できるんでしょうか?

医療従事者として、勉強したこと、考えることをまとめてみました。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

新型タバコとは

現在タバコは、紙巻きタバコと新型タバコの2種類がもっとも普及しています。

では、新型タバコとは何を指しているのでしょう。

こちらも大きく分けると、加熱式タバコ、電子タバコ、かぎたばこの3種類にわけられます。

加熱式タバコ【iQOS、プルームテック、glo】

今、日本で新型タバコといえば、iQOS(アイコス)を代表とする加熱式タバコでしょう。

何と、全世界の売上のうち約90%が日本なんです。

そりゃ見かけることが多くなったわけですね。

この加熱式タバコは、従来の紙巻きタバコのように火を使わず、葉タバコを電気で加熱して使用するものです。

そのため、紙巻きタバコのような目に見える煙が出ず、においもない、ということから、「周囲への影響がない」と認識されています。

そして、紙巻きタバコから加熱式タバコに切り替えることで、健康へのリスクが低減するとも言われています。

本当にそうなのでしょうか?

日本では、紙巻たばこも、加熱式タバコも、「タバコ」として位置づけられています。

どちらにも同じくらいニコチンが含まれています。

そして、あまり知られていないのですが、加熱式タバコの加熱温度に問題が潜んでいるんです。

紙巻きタバコの先端部分は真っ赤になっていますが、その温度は1000度を超しています。

タバコを持ったまま歩いている「歩きタバコ」がいかに危ないかわかりますね。

一方で、加熱式タバコは加熱部分が露出していないので、振り回しても危なくはないのですが、その温度が250〜300度となっているんです。

「振り回しても危なくないし、温度も低めだからいいんじゃない!?」と思ったら大間違い!

実はニコチンの分解温度は247度前後なのです。加熱式タバコはニコチンを効率よく葉タバコから抽出するような仕組みになっているわけです。

つまり、効率よくニコチンを摂取することができるため、ニコチン依存がなくなるはずはありません。むしろ、ニコチンの抽出効率が悪い紙巻きタバコよりも厄介かもしれないということです。

電子タバコ【VAPE】

電子タバコも良く聞くと思います。

加熱式タバコと電子タバコは同じものだと勘違いしている人も少なくありません。

電子タバコはVAPEを代表とする、葉たばこを使わないタイプで、リキッドといわれる液体を煙状にして、メンソール(ミントのような清涼感のあるもの)や甘いフレーバーを楽しむものとして普及しています。

日本では、ニコチンが含まれていないので、タバコ製品として届け出をする必要が無く、自由に販売ができます。

一方で、アメリカなどではニコチン入りのリキッドも販売されており、Amazonなどで簡単に入手することが可能です。

「ニコチンが入ってないからいいんじゃない?」と思われるかもしれませんが、届け出なしで販売が可能なので、リキッドにどんな有害物質が入っているかわかりません。健康被害のニュースは見かけませんが、危険かどうかわからないものを、体のなかに入れるのは不安になりますよね!?

ネット上で話題になっているVAPE TRICKは、この電子タバコを使用して行われています。

パフォーマンスとしてはスゴイですね。

やってみたい…!と思われる方もいらっしゃると思いますが、健康への危険性が不明なため、安易に手を出さないほうがいいと思います。

かぎたばこ【スヌース】

かぎたばこは、無煙タバコの一種です。

JTからスヌースという商品が販売されています。

ポーションと言われる袋を唇と歯茎の間にはさんで使うタバコで、運転中など手が離せないときにもニコチンが吸収できるというものです。

「煙が出ない=迷惑がない」というキャッチコピーで販売されていますが、結局はニコチンを吸収する商品なので、依存性があります。

厚生労働省のHPでも危険性が指摘されています。
参考 無煙たばこ・スヌースの健康影響について

口の中で接触する部分があるため、口腔がんの原因になりますし、心筋梗塞、脳卒中の危険性も高めます。

紙巻タバコと加熱式タバコ、どちらがいい?

では紙巻タバコと加熱式タバコ、どちらが良いのでしょうか?

答えは「どちらもNO!」です。

結局どちらもタバコです。

主流煙には、どちらも同程度のニコチンが含まれています。

副流煙には、紙巻タバコは粉塵、加熱式タバコは有害物質のガス(多量のPM2.5も!)が含まれています。

紙巻タバコの粉塵は、目に見えるし匂いもあるため目に見えて悪いことがわかります。

そのため、しっかり規制の対象になっています。

一方、加熱式タバコの副流煙に対しては、日本ではほとんど規制対象になっていません。

なぜなら、目に見えない、匂いがほぼ無い、どれほど健康被害があるか不明だからです。

ただ、現在ではカートリッジ内のリキッドに含まれるプロピレングリコールという化学物質を長期吸い続けるとプロピレンオキサイドという発がん物質になるということまでわかっています。

目に見えない=空気を汚さない??

紙巻タバコ以上に、目に見えない恐ろしさがあるのではないかと思うので、紙巻タバコと同率の規制対象にすべきだと思っています。

また、加熱式タバコは、加熱ブレードにかなり燃焼ゴミが付くので、定期的に掃除しなければならないことになっています。

しかも20本毎!!

1日20本吸っている方なんて、たくさんいますよね。

皆さん毎日クリーニングしているのでしょうか?

面倒くさいので毎日なんてしていないのではないでしょうか。

しかも、この加熱ブレードが折れやすいそうです。加熱ブレードが折れたら、当然それは使えません。

買い直しです。

尚更クリーニングが億劫になりますね。

しかし、この加熱ブレードに付いた燃焼ゴミがそのまま加熱され続けたら…また発がん性物質が発生すると言われています。

加熱式タバコは禁煙の手助けになる?

禁煙のためにまずアイコスに替えました✨と自慢げに話す人が多数いるのですが、実際本当に禁煙できるのでしょうか?

これも残念ながら「NO!」です。

前述した通り、紙巻タバコと同等のニコチンが含まれているので、ニコチンへの依存はなくならないからです。

そして驚くことに、加熱式タバコ使用者の72%が、紙巻タバコも使用しているという事実。

残念ながら、禁煙に役立つという科学的根拠は確立されていません。

私も、アイコスに替えた後、禁煙成功した人には未だ出会ったことはありません。

加熱式タバコは健康リスクを低減する?

モクモク煙の出る紙巻きタバコに比べて加熱式タバコは自分も周囲も健康リスクを低減するのか。

こちらも「NO!」です。

NOの中には、まだ不明点が多いという理由も含まれています。

アイコスの説明書やホームページの細かい部分を見てみると、「たばこ関連の健康リスクを軽減させる1番の方法は、紙巻タバコもiQOSも両方やめることです」と記載されています。

また、有害性成分の量を大量に低減という説明がされていますが、「健康に及ぼす悪影響が他製品と比べて小さいことを意味するものではありません」とも記載されています。

じっくり読んでみるとハテナがたくさん浮かんできます。

要するに、色々と利点に見えるようなことを大きく記載して販売数を伸ばしているのですが、結局健康リスクはありますよ、ということを記載しないと虚偽になって、訴訟になったときに責任を取らなければいけなくなるから載せているのでしょうね。

先進諸外国で加熱式タバコが売れていないのは、健康リスクが紙巻タバコと同等で規制対象になっていることが一因なのでしょう。

販売している会社は、売れている日本を販売モデルにして全世界のシェアを伸ばしたい目論見のようですが…

やっぱりタバコは吸ってはいけない

結局のところ、紙巻タバコも、加熱式タバコも、電子タバコも、かぎたばこも、ぜ〜んぶ吸ってはいけないという結論に至ります。

健康リスクはどれにも含まれているということです。

目に見えなくても、少量でも受動喫煙でのリスクは高いのです。

他人に迷惑をかけないタバコなんてありません。

安易にタバコに手を出さないで欲しいなと思っています。

楽天広告
関連記事



スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする