子宮がん検診とHPV検査とは? 2年に1度は子宮がん検診を!

先日、子宮がん検診を受けてきました。

正確には子宮頸がん検診とHPV検査です。
がん予防には、検診による早期発見が最重要です。

女性の皆さん、定期的にがん検診を受けているでしょうか?

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子宮頸がんの原因

子宮頸がんの原因は、主に性交渉で感染するヒトパピローマウイルス(HPV)です。

HPVは皮膚や粘膜にいるウイルスで、性交渉の経験のある女性の8割が一生に一度は感染すると言われる、ごくありふれたウイルスです。

感染したとしても、ほとんどの人は2年以内に自分の免疫力で自然に排除されますが、ごく一部の人は感染が長期化し、がんに進行してしまいます。

子宮頸がん検診の料金

子宮頸がん検診は、大抵どこの市区町村でも、年に一度や2年に一度と決め、年齢で補助を出して検診を推奨しています。妊婦健診で無料でできる自治体もありますが、できれば妊娠前に異常がないことを確認しておきたいものです

これまでに1度も受けたことがない方は、1度お住いの地域の検診方法を確認してみましょう。

検診はあくまでも検診なので、保険診療ではありません

そのため、各自治体で対象年齢を決めて補助を出しているのです。

おそらく、自己負担は無料〜数千円のはずです。

補助対象年齢を確認したら、婦人科やレディースクリニックで検診を受けましょう。

子宮頸がん検診、HPV検査の方法

子宮頸がん検診は、子宮頸部の細胞診です。
内診台という椅子に座って、子宮の入り口の細胞をヘラやブラシのようなもので擦ってとる検査です。
HPV検査も、同じ細胞で検査しますので、1度の細胞採取でどちらも検査することができます。

HPV検査の位置づけ

子宮頸がんの原因で説明しましたが、子宮頸がんの原因は、主にHPVウイルス感染によるものです。

ですから、子宮頸部の細胞診とHPV検査がセットでできればいいのですが、制度上まだそこまで徹底されていないのが現状です。

費用対効果のデータ収集途中というところでしょうか。

自治体によってはセットで補助が出るところ、自費で追加できるところ、様々だと思います。

検診時に一緒に検査できるのが理想的だと思いますが、現段階では、細胞診でひっかかった後の二次検査と位置づけられている所が多いかと思います。

子宮頸部細胞診の結果

細胞診の結果は数種類に分けられています。

細胞診の結果 結果の意味
NILM 異常なし
ASC-US LSILが疑われるがはっきりしない
LSIL 軽度異形成が疑われる
ASC-H HSILが疑われるがはっきりしない
HSIL 中等度異形成以上が疑われる

この細胞診の結果だけで、本当に「異常なし」なのか判断するのは難しいので、HPV検査を併用するのがいいと考えられます。

細胞診の結果 HPV検査
陽性(+) 陰性(-)
NILM 1年後に再検査 異常なし
ASC-US 精密検査 1年後に再検査
LSIL 精密検査
ASC-H
HSIL

※1年後に再検査 ⇒ 細胞診とHPV検査併用

精密検査 ⇒ コルポ、生検

まとめ

 

子宮頸がんは、HPVウイルスに5〜10年持続感染することで、徐々に一部がんへと移行します。

定期的な検診を受けていれば、がんになる前(前がん状態)に発見でき、簡単な治療で治すことができます。

早期発見、早期治療で済めば、命に関わることもなく、その後の妊娠、出産を含め、普段と変わらない生活を送ることができます。
子育てや仕事で忙しいからと受けない理由付けをせずに、定期的に検診に行きましょうね。
自分の健康は自分で守ってください!

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